5.任意整理の専門家

任意整理は数ある借金整理の方法の中でも裁判所を経ないで、代理人を通して債権者と交渉する手続きです。代理人となるのは弁護士或いは司法書士です。任意整理はこうした代理人に委ねて行われることになります。

任意整理にはこうした特徴があるのですが、ところで時々任意整理を自分でやってみたい、と言う人がいます。同じ借金整理の方法でも自己破産等は自分で裁判所に行って行うことができますので、恐らくそのイメージで任意整理の手続きを考えているのでしょう。ですが結論から言うと、任意整理を自分ですることはできません。任意整理の過程で大きなウエイトを占めているのは債権者との交渉なのですが、実際の手続きでは債務者本人が任意整理を行おうとしても、相手の金融会社が債務者との交渉に応じる可能性はほとんどありません。寧ろかえって、金融会社から強引に返済を迫られて辛い思いをすることにもなりかねません。
またこんな話も有ります。債務者が金融会社に直接電話したところ、相手からは「利息なしで元金のみ返済すればいい。」と言われたと言います。一見いい話のように思えますが、殆どの場合ではその日以降の利息がカットされただけで、過去に超過して払った利息まではカットされていないようです。「過去に超過して払った利息」とはなんともおかしな話に聞こえますが、実際の任意整理の過程では、往々にしてそうしたお金が発生していて、この分を返還或いは減額してもらうことが、任意整理の要点だとも言えます。ですが個人で交渉しても、この過去に支払った部分にまで遡って減額を求め、満足のいく回答を得ることは非常に難しいようですので、ここはやはり専門家へ依頼することをお勧めします。
なお任意整理をしたいという債務者本人に代わって任意整理を行うことのできる専門家は、国から債務者を代理して業者と直接交渉ができる権利が与えられている法務大臣認定の司法書士または弁護士のみです。それ以外の専門家には任意整理における代理権はありませんので、任意整理を依頼する場合には留意しておく必要があります。

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最終更新日:2017/8/3