2.任意整理の依頼

皆さんは任意整理を知っていますか。任意整理は債務整理とも呼ぶことがあります。過払い請求の整理もこれにはいると言っても良いでしょう。任意整理即ち債務整理は文字の如く、ある人が多額の借金を抱えて、その返済に苦しむことになったときに、借金の整理及び減額をすることです。ですが任意整理は借金を抱えた本人が必要な手続きや交渉をするのではありません。任意整理をする場合、まずは多額の債務に苦しむ債務者は、司法書士或いは弁護士を探して代理人になってもらいます。そして依頼人に依頼された司法書士或いは弁護士が代理人となって、債務に関して債権者との交渉に当たります。代理人は債権者との交渉の過程で、新たに債務の額を減らすことについて交渉します。そこで代理人は債権者と新たに契約を結び、任意整理の依頼者はその新しい契約に基づいて今後借金の返済を続けます。任意整理の場合、通常任意整理の依頼者が将来借金を返済し続ける期間は3年程度です。以上が任意整理の大体の流れです。
個人が多額の借金に苦しんでいて、その借金を整理する方法は任意整理の他にも幾つかあります。ですがここで取り上げる任意整理が、自己破産等の他の借金整理の方法と大きく異なるところは、任意整理の場合裁判所を介さないことです。任意整理以外の他の主要な方法はいずれも裁判所で行ないます。裁判所を通さないとはいえ、任意整理も一種の法的手続きなのです。従って安心して必要なときには任意整理を行うことができます。もし皆さんが実際に多額の債務に苦しんでいるような状況にあれば、是非任意整理による借金整理の方法を考慮することをお勧めします。任意整理等借金を整理するための制度、及び手続きを上手に利用すれば、借金苦に陥った危機的な現況を脱することも可能なのです。ですので是非悩んだり躊躇ったりすることなく、任意整理等の手段を真剣に考えていただきたいものです。
先に紹介したように任意整理は、任意整理を行ないたい当事者が代理人を立てて、その代理人が任意整理の実質的な手続き、交渉を行なうことになります。従って任意整理をしたいと考える場合、任意整理のために最初にするべきことが弁護士事務所、司法書士事務所等へ行くことです。何故なら任意整理を行なう代理人は弁護士か司法書士に限られているからです。またよくインターネット等を見ると、そうした専門家の事務所、或いはグループ等が宣伝をしたり、また広告を出したりして、任意整理という言わば「サービス」について宣伝を行なっていることもあります。ここでは任意整理を行なっている、とある弁護士事務所のケースを例に出し、実際にどのように任意整理が行なわれているのか、について見ていくことにします。
こうした弁護士事務所は、言わば「商売で」任意整理を受け付けているのですから、いずれにせよ専門家に任意整理を依頼する場合、任意整理に関する費用が当然ながら発生します。ちなみにこの弁護士事務所で任意整理を依頼する場合、任意整理手続きの依頼費用は、債権者一社につき4万円、及び任意整理の借金の減額分に対して1割の成功報酬となっています。ある意味任意整理のメインは債権者との交渉ですので、この交渉の過程で借金が幾ら減額されたかが、任意整理の依頼料に反映されることになります。このように書いても皆さんにはわかりにくいでしょうから、具体的に数字を挙げて任意整理の依頼費用を紹介します。上に挙げた弁護士事務所の任意整理費用の場合、依頼が一社でその借金が50万円から10万円に減額されたという場合、都合40万円が減額されたことになります。従って成功報酬は4万円、それに交渉一社あたりの4万円を足して、合計で8万円の任意整理依頼料ということになります。

どうでしょう。皆さんは任意整理が高いと思われますか、それとも安いと思われますか。ですが上のケースの場合、任意整理によって借金が50万円から10万円に減額されたのですから、それを考えれば8万円の任意整理依頼費用は決して高くないはずです。ちなみに上記の費用には、任意整理の過程で発生する受任通知発送の郵送料、利息の引き直し計算、各債権者との交渉、及び各債権者との契約の締結までが含まれています。またこれ以外に別途で発生する費用もあり、その中には郵送料等も含まれます。また任意整理を依頼した場合の弁護士、及び司法書士報酬には消費税もかかります。現実に多重債務で困っている人達にしてみれば、金額によっては任意整理の依頼費用を一括で用意するのが非常に難しいこともあります。従って多くの弁護士事務所では任意整理の依頼費用を分割払いにすることが可能にしています。

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Last update:2018/5/9